きょうも4万円を維持し、歴史的な高値が続く日経平均株価。過熱感を警戒する声もあがる中、海外の投資家から聞こえてきたのは、日本への「期待」でした。

記者
「こちらでパーティーが開かれているのですが、海外の投資家の方がたくさん集まっています」

きのう、都内で開かれたイベント。お寿司やます酒に舌鼓を打っていたのは海外の投資家たちです。

マレーシアから来た投資家
「日経平均が初の4万円超え。素晴らしいニュースだよ」

今週、史上初めて4万円を突破し、歴史的な株高が続く日本市場。牽引役となっているのが海外の投資家です。

日本株の魅力を聞いてみると…

アメリカから来た投資家
「他の国に比べて割安で、成長性の観点からは欧米よりもはるかに伸びしろがある」

香港から来た投資家
「賃金が上がってインフレになれば消費が増える。今後も日本株を買い足すよ」

マレーシアから来た投資家
「東証の後押しで、日本企業も投資家とのコミュニケーションを意識するようになった」

きょうの日経平均株価はわずかに値下がりはしたものの、4万90円で取引を終えました。

ただ、警戒感も出ています。去年の年末からきょうまでの上げ幅はすでに6000円を超えています。

急激な上昇には、さすがの外国人投資家も…

アメリカから来た投資家
「短期的に見ると急ピッチだね」

また、このところの株高は株価の水準が高く、値動きが大きい“値がさ株”と呼ばれる一部の銘柄が大きく影響しています。

特に、半導体関連株に買い注文が集中していて、半導体頼みの“いびつな相場”を警戒する声もあがっています。

アメリカから来た投資家
「行き過ぎた盛り上がりもあるけど、日本がアジア経済の覇者に返り咲くチャンス」

株高は、今後も続くのか。日本経済の真の実力が試されることになります。