街の人はー
街の人も、身近に自転車の危険運転を感じることがあるようです。
20代 大学生:
「車道の逆走は、自分が守っていても相手が守っていなければ衝突になってしまうので、すごく迷惑だなと感じることが多々あります。」
会社員
「背後から来るとわからないので、そのときはちょっと危ないなと。カバンがちょっとかすったことはあります。」
20代 大学生
「反則金制度はいいと思います。
自転車といっても車と同じ車両なので。学生とかは軽く考えてると思うんですけど罰金をつけることで車両を運転してるんだという意識がつくかなと思います。」
20代 大学生
「1万2000円というのは自転車にしては多い。気をつけようと思いますね。片耳でイヤホンをしていたり、スマホ見ながらだったら危ないと思います。」
コメンテーター 杉浦太陽:
自分も車を運転するので、やっぱり自転車が怖かったりしますけれども、この青切符の対象がどこまで社会に溶け込むかですね。
うちの子どもたちは皆小学校から自転車に乗りますけど、地域によっては「子ども自転車免許」みたいなものが発行されるじゃないですか。そのときにもこういうことを教えてくださればと思います。
コメンテーター 朝日奈央:
気軽に利用できるからこそ、軽い気持ちで乗っている方もいそうだなと思って。
ルールも曖昧な部分もあると思うので、改めてちゃんと理解することが大事だと思います。
背景に自転車事故の増加

青切符導入の背景には、自転車が関係する事故の増加があります。
警察庁によりますと、全国の交通事故全体の発生件数は毎年減少していますが、2022年は6万9985件と自転車関連の事故件数は3年連続で増加しています。
さらに、2022年における「自転車が関係する死亡・重傷事故」7107件のうち、自転車側に交通違反があったものが73.2%。
前方不注意や、信号無視、一時不停止が自転車側にあったことで、重大な事故に繋がってしまったケースが多くあるということです。
現在も悪質な違反には「赤切符」が切られています。
赤切符が切られた件数は、2013年と比べるとこの10年で約3.4倍に増えています。
しかし赤切符交付の際、調書の作成や簡易裁判所への出廷など、警察と違反者、両者にとって負担が大きいとされており、また検挙された自転車・道交法違反のうち起訴されたものは1~2%にとどまっています。
今回、反則金を納付する「青切符」を導入することで、危険運転が減ることが期待されています。
弁護士 八代英輝:
もちろん自転車も車両ですので安全運転に徹していただくのは当然だと思うんですけど、私は重大事故に繋がるような前方不注意や信号無視、一時不停止、そういったものをとりあえず青切符の対象にするのでは足りなかったのかなとはちょっと思いますね。
日常自転車に乗っていて、簡単に違反になるようなものも列挙されていますので、普段から気をつけていただく必要があると思います。
恵俊彰:
まずは事故をなくしていこうということですね。
(ひるおび 2024年3月6日放送より)














