旧暦の1月20日にあたった先月29日、宮古島市の城辺比嘉地区では地域の繁栄と無病息災を願う伝統の「旧二十日正月祭(パツカショウガツ)」が賑やかに行われました。

戦時中の中断を挟みながら111年続く伝統の祭りが始まると、クロツグの葉を頭に巻いた住民らが2頭の獅子を先頭にホラ貝や鉦を鳴らしながら、施設周辺を払い清めました。
このあと一行は集落をめぐって繁栄を祈願したあと、ユニークな厄払いへ。この1年の間に新たに購入されたトラクターの厄を払い、農業の安全を祈願しました。
下地明自治会長
「大勢の方々に参加して頂いて、天気にも恵まれいい厄払いができた」
トラクターを購入した平良健さん
「農業に欠かせない農機具ですから、これを十分に活用して生産をがんばっていきたい」

祭りには地域の子どもたちも参加し、楽しみながら郷土愛を育んでいました。