走行中の熊本市電のドアが突然開いた原因について、熊本市交通局は「誤ってドリルで配線を傷つけた可能性が高い」と発表しました。
2月23日、上熊本発健軍町行きの熊本市電で、段山町から西辛島町の間で2回、車両中央のドアが突然開きました。

この原因について熊本市交通局は、行き先などを伝える「系統板(けいとうばん)」を車両の前の部分にドリルで取り付けた際、裏側にある2本の配線を傷つけていたということです。
配線はドアの開け閉めの信号を伝えるもので、この2本が接触することで勝手にドアが開いたといいます。

同じように系統板を取り付けている他の車両8台に異常はないということです。
この問題では、国の運輸安全委員会が「重大インシデント」にあたるとして調査しています。
