高校の女子野球部が甲子園で準優勝した実話をもとに制作された絵本が、高知市の小学校に寄贈されることになりました。
寄贈されるのは絵本作家・永井みさえさんが製作し、2022年に出版された「野球ガールズ」です。企画したのは高知中央高校女子野球部でコーチをしていた藤崎匠生(ふじさき・しょう)さんで、42冊の絵本を高知市に寄贈しようと、4日、桑名龍吾(くわなりゅうご)市長を訪問しました。

2021年に初めて甲子園球場で決勝戦が行われた全国高校女子硬式野球選手権大会。藤崎さんは高知中央高校女子野球部の外部コーチとしてチームを準優勝に導きました。絵本には当時のメンバーによる汗と涙の物語が描かれています。大谷翔平選手のグローブの寄贈をきっかけに、高知市の小学生にも「何かできれば」という思いから、今回、寄贈することにしました。
(藤崎匠生さん)
「今どんどん女子野球人口が増えている中で、女子野球を世の中の人に知ってもらいたいなという思いを込めて作りました。お父さんとのキャッチボールがきっかけで野球を始めたというのはあると思うけど、お母さんとのキャッチボールがきっかけで野球をはじめましたっていう少年少女が出てきてくれたら」
絵本は近日中に高知市の小学校に贈られることになっています。