■世界陸上オレゴン・8日目(日本時間23日・米オレゴン州ユージーン)

大会8日目を迎えた世界陸上は、女子やり投・決勝が行われ、日本からは北口榛花(24)と武本紗栄(22)が出場。北口は最終6投目に63m27を投げ、世界陸上と五輪を含め日本勢女子フィールド種目では初の銅メダルを獲得した。

21日の予選で64m32を投げ、トップ通過した北口は、1投目から62m07をマーク。トレードマークの笑顔を見せガッツポーズした。
2投目はファール、3投目は55m78、4投目を61m27、5投目をファールと、最終6投目を前に5位につけた北口。手拍子を促し、放ったやりは高く舞い上がり63m27をマーク。残り二人の結果を待ち銅メダルが確定、日本史上初のメダル獲得に北口は涙を流し喜んだ。

競技を終え北口は「入賞を目標にしてたので、急にメダルを欲しがってもとれないよなって思って試合をしてたんですけど。ほかの選手も強い選手ばっかりだってわかってたのですごくドキドキしながら見守ってたんですけど、一番輝いてないメダルですけど、でもメダル取れて嬉しいです」と涙を流し喜びを語った。

初出場の武本は57m93で11位だった。