先週開かれた衆院・政治倫理審査会でも真相解明には繋がらなかった自民党派閥の裏金事件。舞台を参院に移して、野党が追及を続けました。“キックバック”が再開された経緯をめぐって、食い違う安倍派幹部の証言。「証人喚問」を求める野党に対し、岸田総理はどう答えたのでしょうか。

参院でも野党追及「証人喚問するしかない」

4日午前、野党が迫ったのは安倍派幹部の“証人喚問”でした。

立憲民主党 辻元清美 代表代行
「あのね、これ国民は納得していないんですよ。総理もわからないわけですよ、結局。証人喚問するしかないんじゃないですか、いかがですか」

岸田総理
「実態把握をしたうえで、それぞれの関係者の政治責任についても考えていかなければならないと思っております」

裏金の真相解明とはならなかった、政治倫理審査会。

立憲民主党 辻元清美 代表代行
「総理ね、政倫審の焦点の1つは、安倍元総理の死後、いつ誰が裏金を再開したのかでした。これね、食い違っているんですよ。どっちかがウソをついていると」