長野市の長電建設から現金を横領したなどとして、元総務課長の男が逮捕・起訴された事件で、警察は余罪分の3億4000万円余りの容疑について4日、追送検しました。

業務上横領の疑いで追送検されたのは長電建設の元総務課長、小沼義博(おぬまよしひろ)被告53歳です。

調べによりますと小沼被告は、2017年から40回にわたり、会社の預金およそ3億4790万円を自分が管理する口座に振り込み横領した疑いです。

小沼被告はすでに、およそ1320万円を横領したとして逮捕・起訴されていましたが、長電建設は被害総額が4億6000万円余りに上るとしていて、警察が捜査していました。

小沼被告は容疑を認めていますが、捜査関係者によりますと、金を競馬などに使っていて預金はほとんどなくなっているということです。