琉球古典音楽の始祖・赤犬子の生誕地である津堅島で演奏会が開かれました。

第二尚氏時代に活躍し、琉球古典音楽の創始者として信仰されている「赤犬子」はうるま市の津堅島で生まれたと伝えられていて、生誕地とされる島の西側の「シヌグガマ」では毎年、さんしんの日に合わせて演奏会が開かれています。

ことしも地元出身の民謡歌手神谷幸一さんと民謡研究所のメンバーおよそ20人が三線の音色を響かせ、午後1時の時報に合わせて「かぎやで風」を奉納演奏しました。
大阪からの参加者
「初めてきて楽しかったです。三線と歌がよく生まれる島なので、ここで弾けて光栄です」
民謡歌手 神谷幸一さん
「(赤犬子が)津堅で生まれたということを世界まで広めていって、歌三線ももっとどんどん飛躍できるように津堅島も頑張っていきます」
「赤犬子」ゆかりの地には、きょう一日三線の音色が響き、にぎわいを見せていました。