子どもたちの夏休みが始まり、気をつけたいのが新型コロナの“家庭内感染”です。現在、感染経路の約65%が同居人から、特に子どもの感染は家庭内が多いと言います。同居家族が感染した場合どのような対策が必要なのか?専門家に聞きました。
山形純菜キャスター:
22日の東京の新規感染者数は3万4995人と過去最多を更新しました。
子どもたちは夏休み期間に入り、家庭内感染に警戒が必要となりそうです。
■感染経路は同居65.8%、学校等16.4%、会食3.5%
新規陽性者の感染経路は以下となっています。
(7月12~18日)東京都モニタリング会議より

同居 ▼65.8%
医療機関学校など ▼16.4%
職場 ▼7.9%
会食 ▼3.5%
その他 ▼6.4%
最も多い感染経路が「同居」ということがわかっています。
厚労省アドバイザリーボードの脇田座長は21日の会見で
「10歳未満、10歳代の子どもの感染は増加が続いている。家庭内での感染が多い」としています。
予防法について、防衛医科大学校病院の藤倉医師によると
「こまめに手洗い」「友達が家に遊びに来ても手洗い・マスクの徹底」をしてほしいということでした。
さらにこの夏、一番効果的なのは、エアコンをつけていても熱中症に気をつけながら、定期的な換気をすること。例えば、1時間ごとに窓を大きく開けるなどの対策が効果的だということです。
対策を行っていても、感染してしまう可能性もあります。
▼「症状あり」の場合
症状の度合いによりますが、入院や自宅などでの療養を10日間行います。10日経っても症状が続く場合は軽快から72時間経過するまで待機が必要です。
自宅療養する場合に気をつけること
・感染者と部屋を分ける
・世話をする人は専任で
・ごみを密閉して捨てる
▼「無症状」の場合
自宅などで7日間の待機を行います。
一方で、無症状でも同居している家族などにうつしたくない場合、東京には「感染拡大時療養施設」というものがあります。