42歳の総理候補「まだ知識や経験不足だ」若さという壁

しかし、菅氏に近い政府関係者は小泉氏について「まだ知識や経験不足だ」と指摘する。
そのうえで「菅さんも、進次郎を次の総裁候補にしようと思っていたけど、流石に『あいつじゃまだ…』って誰もついてこないと分かったから、次は早いとなっているのでは」と分析する。
別の菅氏周辺も「菅さんは小泉進次郎を大事にしている。まだ総裁には早いかもしれないから、潰さないようにタイミングを見ているんだろう」と話す。
父・小泉純一郎元総理も“待った”をかける。
2023年12月中旬。
山崎拓・元自民党副総裁は東京都内で小泉元総理と会食し、進次郎氏についてこんなやりとりを交わしたことを記者団に明かした。
小泉純一郎元総理(山崎氏に対し)
「進次郎はまだ40歳だから、50歳になるまでは総裁選に立ってはならない。次の政権を支える立場でやりなさいというふうに申しつけてある」
「未来の総理候補」は「総理」になる力を身につけられるか。
政府関係者は「進次郎はまだ42歳、時間がたっぷりある。絶対選挙に落ちないし、既に大臣もやっている。他の同じ年齢の人に比べたら圧倒的に経験があるわけで、焦る必要は無い」と期待をにじませる。
「若さ」という壁を乗り越え、“政策”面でも“政局”面でも真価を発揮することができるかが注目される。
TBSテレビ政治部 平河クラブ
岩本瑞貴