きょうから3月。各地の高校で卒業式が行われました。入学式はコロナ禍だったことしの卒業生は、どんな思いだったのでしょうか。

名古屋市名東区の千種高校では、卒業生364人が旅立ちの日を迎えました。

最後の1年で取り戻した日常

新型コロナが5類に移行してから初めての卒業式。

ことしはほとんどの生徒がマスクを着用せずに出席、在校生も出席し、久しぶりに制限なく多くの保護者にも見守られての卒業式となりました。

(卒業生 山本皐月さん)
「準備したものが時間をかけて、時間をかけたものが形になる。そんなごくありふれたことがとてもうれしく、満たされた気持ちを覚えました」

入学してすぐに、様々な行事がコロナによって中止となったことしの卒業生。
ようやく最後の1年で日常を取り戻したことを、しみじみ振り返っていました。

式が終わって流れた、卒業生の有志で製作した思い出映像には涙する姿も。

そして最後は…
(生徒たち)
「We are 千種! We are 千種!… 千種~最高!」

(卒業生)
「校歌も去年歌えなかったので、ことし歌えてよかった」
「表情が見える分、みんなが楽しんでるのが伝わってきて、楽しかった」