外国人観光客との「言葉の壁」をなくすために、東京都は、都営地下鉄で新たな翻訳システムの運用を始めました。

イタリア人観光客
「一日乗車券を買いたいです」
駅係員
「一日乗車券ですね」

都営大江戸線の都庁前駅の窓口に設置された透明なディスプレイ。話した内容が瞬時に翻訳されて表示されるシステムで、きょう導入されました。英語の他に中国語、韓国語、ベトナム語など12の言語に対応しています。

この取り組みは、来年、東京で世界陸上などの大きな国際大会が開催されることなどを見据えたもので、全国の地下鉄で初めて導入されました。都は今後、効果を検証したうえで、他の駅にも設置するか検討していくことにしています。