■世界陸上オレゴン・7日目(日本時間22日・米オレゴン州ユージーン)

世界陸上は大会7日目を迎え男子5000m予選が行われた。初出場の遠藤日向(23)は予選2組に登場し、13位でゴール。各組5位、6位以下のタイム上位5人の条件を満たせず、世界陸上で日本勢初の決勝進出とはならなかった。

序盤から好位置をキープした遠藤は1000mを2分44秒18の6番手で通過した。ところが2000mで一人が抜け出すと集団が縦長になったところでアクシデントが。遠藤がつまづき、集団から遅れ始めた。アメリカで武者修行を積み、今季は日本歴代2位の13分10秒69をマークするなど決勝進出が期待されたが、前を捕らえることができず、13分47秒07の2組13位。予選敗退となった。

遠藤は「(Q前半は先頭集団にくらいついたが途中、つまづくシーンがあった)アメリカに数年前から行っていたんですけど、そこで一緒にトレーニングしてきた仲間をターゲットにして一緒に走ってたんですけど・・・それも実力のうちなんで、そこに関しては悪い判断をしてしまった。来年も世界陸上がありますし、まずは代表に選んでもらってそこで戦えるようにこれからがんばりたいと思います」とレースを振り返り、今後に向けて意気込んだ。