青森県立中央病院と青森市民病院の統合新病院について、県議会で議員全員協議会が開かれました。議員からは、2030年3月頃とした開院時期の目標は厳しく、当初の計画を一から見直すことに苦言を呈す場面もありました。
県議会の議員全員協議会では、10人の議員が統合新病院の見直し案について質問をしました。
このなかで焦点となった1つが、2030年3月頃とされている病院の開院時期の目標で、厳しい目標であるという指摘が相次ぎました。
青森県・宮下宗一郎知事
「検討を加速させるという観点から、新たに開院時期の目標を示したところでもあります。この目標は、大変厳しい目標となっていますが、こうした開院目標を明示したことによって、これに向かっていくということが大切だと思います」
自民党会派の山谷清文県議は、宮下知事が当初の計画を一から見直していることを念頭に苦言を呈しました。
山谷清文県議
「整備場所の決定だけでも議論が二転三転しているような印象を受けたのですが、一回決定したものがまた振り出しに戻っているような感も否めません」
青森県・宮下宗一郎知事
「決まっていなかったことを議論をオープンにしながら、丁寧に県民のみなさまに論点を開示しながら進めている」
統合新病院の建設場所については現在、青森市内の4つのエリアが候補にあがっていますが、宮下知事は2024年度中に基本構想と計画を策定するためできるだけ早期に決まるよう協議をするとしています。














