いわゆる「ロマンス詐欺」の被害を未然に防止したとして、新潟県労働金庫の職員に警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは県労働金庫新津支店と3人の職員です。
警察によりますと2月9日、60代の女性が窓口を訪れ、多額の現金を振り込もうとしましたが、不審な点があったため対応した職員が振り込みを阻止し、他の職員にも女性の情報を共有。

女性は4日後にも百数十万円を振り込もうとしましたが、情報が共有されていたため振り込みを阻止できました。警察が事情を聞いたところ、SNSで外国人を装い、恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」だと分かったということです。

【新潟県労働金庫 新津支店 中村香奈子さん】
「宛先が漢字の欄のところもカタカナで、県内ではない金融機関だったので、そういったところも、(被害を防止できた)ポイントでした」

警察は、詐欺が疑われるときは家族や警察に相談するなどして被害を防いでほしいと話していました。