ウクライナ侵攻の開始から2年、ロシアでは3月、大統領選挙を迎えます。プーチン氏の当選が確実とされる中、ある人物の死が波紋を広げています。

ナワリヌイ氏の遺体を巡り…

2月16日、亡くなったロシアの反体制派指導者、アレクセイ・ナワリヌイ氏。

ロシア国外にいる妻のユリアさんは…

ナワリヌイ氏の妻・ユリアさん:
「私は夫の活動を引き継ぎ、祖国のために闘い続けます。私と共に怒りを分かち合ってください」

夫の死にロシア政府が関与していると訴え、EUのミシェル大統領と面会。さらにアメリカに渡って、娘と共にバイデン大統領とも会談したのです。

一方で、ロシア当局は「化学検査」のため、14日間遺体は引き渡さないと家族に通告。亡くなったナワリヌイ氏と対面した母親は…

ナワリヌイ氏の母・リュドミラさん(2月22日):
「昨夜、当局は私を遺体安置所に連れて行き、アレクセイ(ナワリヌイ氏)の遺体を見せた」

対面後、母親は、当局側が自分を脅迫し、葬儀など行わせずに、遺体を秘密裏に埋葬しようとしている、と非難。

そして、24日、ようやくナワリヌイ氏の遺体が母親の元に引き渡されたことが明らかになりました。