自宅への一時帰宅などで能登半島地震の被災者が利用する日帰りの無料バスが24日運行されました。

被災地への無料バスは石川県小松市と加賀市を朝出発して珠洲市・輪島市・穴水町・能登町に向かい、108人が利用しました。バスは、珠洲市に昼前に到着しました。

佐野蔀さん
「家が1回どうなっとるか見に行こうと思って」

佐野蔀さん、86歳。2週間ぶりに妻と2人で暮らす自宅に帰りましたが、心配だったと話す納屋も変わった様子はありませんでした。

佐野蔀さん
「自分の家見たら懐かしい。きてみたら安心した。やっぱりうちが1番良いわいね」

加賀市の旅館に戻る夕方のバスに乗るまでの間、妻の節子さんとのんびり過ごしました。

妻・節子さん
「安心しするわ、ここに寝まりゃ(座ったら)。」

北陸新幹線の金沢~敦賀間が開業する来月以降、2次避難での滞在については宿泊施設で対応が分かれていて、被災者は次の応急的な住まいを確保する必要に迫られています。