がん精密検査の受診率の向上へ 検査費用の助成事業で予算約3600万円

人間ドッグなどで多くの人が利用しているバリウム検査。胃の形や粘膜などを調べ、胃がんの疑いがあるかを確認しています。ここで、「要精密検査」と判断された場合、胃カメラによる検査などを受けることになります。

ただ、2020年度に主要な5大がんで精密検査を受けた人の割合は、大腸がんが最も低く74.6%。次いで胃がんが80.4%などとなっていました。青森市の村上新町病院の村上秀一理事長は、受診率の改善には複数の要因が関係すると指摘しています。

村上新町病院 村上秀一理事長
「(精密検査が)調べていない人が多かった。検診とか調べるためには医療費は保険を使えないんですよ。検査がつらいとか多少影響がある」

がんの精密検査の受診率の向上へ。県は新年度、都道府県単位では全国で初めての事業を計画しています。検査費用の助成事業で予算は約3600万円です。