いきなりですが、問題です!
問題)「晴れの日の昼」と「雨の日の昼」 空が明るいのはどっちでしょう?

正解は…「晴れの日の昼」。
では“夜”だとどうでしょうか?
問題)「晴れの日の夜」と「雨の日の夜」 空が明るいのはどちらでしょう?

晴れの日の方が明るい…と思いますが、実は正解は「雨の日の夜」の方が明るいのです。
最近雨の日が続いていますが、夜空が明るいと感じたことはありませんか?
2月21日(水) 午後10時ごろの「サクラマチ熊本」を映した情報カメラを見てみると…。

真っ暗な晴れの日の夜とは違って、空が少し白くオレンジっぽく色づいています。
この日は雨時々曇で雷を伴う天気でした。
なぜ雨の日の夜の方が明るい?
いったい、なぜ雨の日の夜の方が明るいのでしょうか?
それは、街の明かりが雲に当たって“散乱”しているからです。雲が街の明かりを散らばらせているのです。
雨の日は低いところに雲ができるので 街明かりが散乱し明るくなり、反対に晴れていると雲がかかっていないので 雨の日に比べて暗くなるのです。
街明かりを良く映す“雲海”

2019年の11月に長野県で撮影された雲海の写真をお借りしました。
色鮮やかな雲海。街明かりで雲海が綺麗に色づいているのです。幻想的ですよね。
雨の日が続くと少し気分も沈みがちになりますが、ぜひ明るい夜空を見上げてみて見てください。