宮崎県議会の代表質問で、河野知事は、3つのルートを調査する方針の新幹線整備について、日豊本線以外のルートも選択肢の一つだと改めて述べました。

現在開会中の2月県議会に提出された新年度予算案では、新幹線の整備について、従来の日豊本線ルートのほか、宮崎と新八代を結ぶ新しいルートなどを調査する事業費が盛り込まれています。

これに対し、延岡市の読谷山市長は「県は、日豊本線ルートの具体化に第一に取り組むべき」と述べていました。

こうしたなか、河野知事は、22日の県議会代表質問で「日豊本線ルートが基本」としたうえで、調査結果によっては、ほかのルートも選択肢になるとの考えを改めて述べました。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「(調査は)3つのルートをやるわけですから、議論を整理したうえで、県民も関係者含めて、別のルートがいいねということになれば、それを改めて強く要望することは考えられる選択肢ではないか」

事業費が可決されれば、調査の結果は、今年の秋ごろまでに公表される予定です。