「どんなダンスをしたいのか」壁にぶつかり去年1年間、自分と向き合う

数々の国際大会に出場する中、2022年に、ニューヨークで行われたブレイキンバトルで、初出場ながらベスト4に輝き世界が注目するブレイクダンサーへと駆け上がりました。

しかし、昨年の全日本選手権で壁にぶつかりました。自分のダンスに迷いなどが生じ思うようなバトルができず、準決勝で敗退してしまったのです。

(ISSIN選手)
「『めっちゃ負けるだろうな』とは思ったけど、『ちょっとは俺勝てるかな』とか思ったけど、テンションだけ上がって、ちゃんと自分の出す予定だった(ムーブを)ちゃんと出せなくて、冷静じゃなかったので」

「全日本3位は入れなくて、ちょっと五輪遠ざかったような気もしますけど、すぐ切り替えます、気持ちは」

「どんなダンスがしたいのか」去年1年間、改めて自分と向き合ったISSIN選手。

(ISSIN選手)
「ちゃんと自分がやりたい部分...『誰もやってない爆発力のある大技』がやっぱり好きなので、そこを自分の中で妥協することなく」

トレーニングを徹底的に行い新たな大技が誕生!

爆発力のある大技に必要な、体力・体幹を鍛えるためのトレーニングも徹底的に行いました。その結果、繰り出せる技の幅も広がり、新たな大技も誕生したのです。

(ISSIN選手)
「一緒に練習していた人が、その形にフリーズで一回なってて、そのフリーズのまま肩で回ったらやばくね?ってぱっと思いついて」

「『足持ち肩キャッチ』っていう、超普通な名前なんですけど、壁でやったら、足持った状態で・・・こうして肩でキャッチして(【画像②】)。自分の中で結構好きな技ができました」

【画像②】

2024年。パリ五輪出場を見据え、自分の納得のいく技の探求を続けます

(ISSIN選手)
「自分の中で迷いから抜け出して、自分のやりたいことがはっきりと見えたので、やるべきことみたいな」