藤森キャスター:
最後は「本物を“フェイク”扱い」される点について。SNSにオープンAI「Sora」が作った動画として投稿された「バスが歩行者をはねる」という衝撃的な映像。それは50万回以上再生されています。

ですが、その映像は2017年にイギリスで撮影された“本物の動画”だったんです。本物の動画が、生成AIが作ったものとして拡散されてしまう。こうしたケースも今後考えられます。

小川キャスター:
都合が悪いと生成AIが作ったものだと主張することもできてしまうかもしれないですね。

ニキさん:
生成AIとは違いますけれど、日本でも過去に大きな自然災害があったとき、現場はこんな状況ですというショッキングな写真が流れて、それがフェイクだったということもありますから、こういうところは本当に慎重にしていかないといけないなと思いますね。

トラウデン直美さん:
Soraを一般公開するのであれば、「これはAIで生成しました」というのができてからセットで公開してほしいなとは思いますけどね。一般の私達でも判断がつくような、そういう技術を先に開発して欲しいなと思いますね。