山梨県都留市の15歳の中学生が竜電関と同じ大相撲・高田川部屋に入門することになり、学校で門出を祝う催しが開かれました。

都留第一中学校の全校生徒約200人が拍手で出迎えたのは3年生の國府方桐丸さんです。

中学卒業後、竜電関と同じ高田川部屋に入門します。

國府方さんは身長181cm、体重120kg。

相撲好きの祖父の影響で小学5年生から相撲を始めました。

左四つと突きが武器で、2023年8月に全国大会の予選を初めて突破し、着実に力をつけてきました。

21日は母・由紀子さんが見守る中、角界入りする國府方さんに一足早く卒業証書が手渡され、全校生徒がエールを送ると、桐丸さんは涙を流し今後の決意を力強く述べました。

高田川部屋へ入門 國府方桐丸さん:
「自分は1日でも早く横綱になりたいです。そのためには皆さんの応援が不可欠だと思います。そのためよろしければ応援よろしくお願いします」

母・由紀子さん:
「すごく寂しい気持ちと応援したい気持ちと2つあったんですけど、本人は希望に胸を膨らませて「早く行きたい」といっていたので元気に見送りたいと思います」

國府方さんが高田川部屋への入門を決めたのは竜電関の存在で、21日は高田川親方からの激励も受けました。

國府方桐丸さん:
「竜電関にまわしにサインを書いてもらったときに、『うちの部屋に来て稽古すれば』と言っていただいて。師匠(高田川親方)が自らまわしを巻いて教えてくれるところや兄弟子が寄り添ってくれる所が魅力的だと思って入門を決めました」

高田川部屋 高田川勝巳親方:
「目標は高く持つべきですし、後はその目標に向かってどう自分が日ごろ過ごしてどう稽古に向き合うのかを、やはり今からスタートなのでそこに向かってどんどん努力していってもらいたい」

國府方さんは21日から親元を離れ高田川部屋に合流し、3月2日に大相撲春場所で行われる新弟子検査に臨みます。