サケを「観光コンテンツに…」
学生「サケ漁はかつての町の水産業の中心であり、人々に親しまれた地域の文化です。サケ漁は地域の特性を生かした観光コンテンツになり得るものであり…」
富岡町では、津波で流されたサケのふ化場で、おととしから稚魚の養殖が再開したばかり。これに対して学生たちは、漁場は整備されているものの、新たな観光資源としての活用が進んでいないと課題を指摘しました。
これに対し、漁業組合の坂本栄司さんは、「自身もサケをどうにか広めたいと考えているが、組合員が高齢化する中では難しい」と話しました。
富岡川漁業協同組合・坂本栄司さん「組合単独で観光資源化するのは困難だと思う。(考えを)発信してもらえれば復興の一端を担ってもらえるかと思う」
こうした声を受け、学生たちは「新潟県で行われているようなサケの釣り大会を開く」などのアイデアを提案しました。
東北大学公共政策大学院・佐藤空飛さん「自分たちの若い視点をすごく重要視してくれると肌で感じた。若い視点と勉強した視点と2つの視点から福島の復興に関わっていきたい」
町では20日に提出された政策案を今後の復興計画に積極的に取り入れていく考えです。