新潟市 西蒲区の岩室温泉街で個性豊かなひな人形を楽しめる「ひな巡り」が22日から始まります。今年は、地震からの復興を願い石川県輪島市の伝統工芸・輪島塗りのひな人形も飾られています。

今年で10周年を迎える新潟市 西蒲区の『岩室温泉ひな巡り』。旅館や商店、お寺など31か所に飾られている個性豊かなひな人形を温泉街を歩きながら楽しめるイベントです。

メイン会場となる「無匠庵」は芸妓の置き屋だった風情ある建物で、1つ1つ違った表情を見せる22種類のひな人形が並んでいます。

こちらは『御殿飾り』と呼ばれる江戸時代後期から昭和初期のひな人形。京都の御所での天皇、皇后両陛下の生活を華やかに再現しているそうです。

さらにきらびやかな衣裳を身にまとい、子どもたちの成長を願う『古今雛』のほか、地震の復興を願って飾っているものも…

【記者リポート】「能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市の伝統工芸 輪島塗りのお雛様も飾られています」

【岩室温泉ひな巡り実行委員会 堀越眞一 委員長】「こういうときこそ、心がなごむようなことをやって皆さんにぜひ来ていただければと。時代が古いものから比較的新しいのもありますけども、顔を見ていただいて、年代を探っていただければ」

『岩室温泉ひな巡り』は22日から来月10日までで、温泉街の8つの店舗ではひな巡りをしながら手打ちそばが入ったおひなさま御膳や、桜餅なども楽しめるということです。