今年のパリ・オリンピックに出場するマラソン日本代表として、2023年10月に行われた『マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)』大会の上位それぞれ2名ずつが男女の代表に内定しています。
そして男子でもう1人の出場枠を狙っているのが、東京オリンピックマラソン日本代表を務めた服部勇馬選手(30歳)。
新潟県十日町市が生んだ東京オリンピアンは今、アフリカ・ケニアの練習環境に日本人1人でトレーニングを重ね、自分自身を見つめ直していました。

【服部勇馬選手(トヨタ自動車)】
「マラソン大国であるケニアって、どんななんだろうってところからですかね」「ケニアの、この高地の環境にも慣れた」
「やっぱりパリへの可能性っていうのはゼロではないと思ってる」
「本当に自分自身を変えなければ、これまでの自分自身のベストも超えられないし、本当に代表というか、世界の舞台で戦えないなっていうところから、もう一度自分自身を見つめ直そうっていうところ…」
惨敗を喫した3年前の東京オリンピックからの再起の道のりは、けがの連続でしたが、2023年の夏からは練習を順調にこなし、2024年正月の『全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)』では優勝のフィニッシュテープを切る気迫の走りを見せました。