きょうの東京株式市場で日経平均株価は先週末より16円安い3万8470円で取引を終えました。

先週金曜日、史上最高値の3万8915円まで一時あと50円までと迫りましたが、週明けのきょうは過熱感が警戒され利益確定の売り注文がやや優勢となりました。また、19日のアメリカ市場は祝日で休場のため、方向感が乏しく積極的な売り買いを控える動きも見られました。

ただ、34年ぶりの高値水準が続いているため根強い先高観が支えとなって一時は上昇に転じる場面もあり、市場では今週中に史上最高値を更新するとの見方も出ています。

史上最高値更新のカギを握るのは「半導体関連株」です。

半導体産業は世界的な生成AIブームによる業績の伸びが期待されていて、日米ともに株価の上昇が続き相場をけん引しています。

今週21日には生成AI向け半導体を手掛けるアメリカのNVIDIAが決算発表を控えていて、その内容が相場を左右することになりそうです。