『脳内将棋盤』を使わないという噂は、本当ですか?

(藤井八冠)
「食事は急いで食べて(今後の)局面を考えていた。ラム肉を食べたのですが、ソースが3種類あって…急いでいたが、毎回どのソースをつけるか悩んだ」
そして、対局の最中「脳みその中ではどんなイメージが浮かんでいるの?」という難しい質問も。
(長谷川女流二段)
「『脳内将棋盤』を使わないという(噂)は本当ですか?」
(藤井八冠)
「そんなことはなくて(脳内将棋盤は)あるんですけど(笑)頭の中に常に盤を(思い)浮かべているかというと、そういうわけではなく、形勢判断をする時など、盤面が必要になった時に浮かべて考えるというのが体感として近い(イメージ)」

気になる絶対王者の「頭の中」。先輩たちの質問は続きます。
(浦野八段)
「どういう感じの(将棋)盤なんかな?」
(藤井八冠)
「考えたことがないので今浮かべてみます(笑)」
目を閉じる藤井八冠。

(藤井八冠)
「白黒に近い気がします(笑)」
(杉本師匠)
「駒の形はないんでしたっけ?イメージしてください(笑)」
再び目を閉じる藤井八冠。

(藤井八冠)
「駒の形は…どちらかといえば…ある気がします」
『脳内将棋盤』を初めて客観的に見たという藤井八冠。まるで将棋の神様と対話しているようにも見える一幕でした。
2月24日は、石川県金沢市で棋王戦第2局。『脳内将棋盤』を駆使して「タイトル戦21連覇」へ前進するか、注目です。















