天皇皇后両陛下と長女の愛子さまは、都内で開催中の盆栽展を鑑賞されました。

16日午後7時ごろ、東京・上野の東京都美術館で開催中の「第98回国風盆栽展」を鑑賞された両陛下と愛子さま。

陛下は、最高賞の「国風賞」に選ばれたヒノキ科の真柏で作られた盆栽をのぞき込むようにして鑑賞され、授賞理由を尋ねられました。

「国風賞に選ばれた審査のポイントみたいなのはありますか」

説明者によりますと、皇后さまは「樹齢何年ぐらいですか?」と成長の期間を尋ね、愛子さまは入選作品を見て、「植え替えで枯れることはありませんか」と尋ねるなど、ご一家は興味深そうに質問を重ねられていました。

陛下は、去年の歌会始の入選者との懇談の席で、中学生の頃、盆栽に関心をもたれ、高齢者向きの趣味と感じた友人からおじいちゃんを意味する「じい」というあだ名をつけられたことを明かすなど、「盆栽好き」で知られています。

陛下が国風盆栽展を鑑賞されるのは皇太子時代を含め6回目となりますが、皇后さまがご覧になるのは2006年以来18年ぶりで、ご一家での鑑賞は初めてです。