(神戸学院大学法学部 上脇博之教授)「例えば、清和政策研究所。これがひどいですよね」
自民党の政治資金パーティを通じた裏金疑惑に気付いたのは、おととし。新聞記者から裏金疑惑の調査報道に関するコメントを求められた時でした。
早速、自分でも、全国に6万近くある政治団体が購入したパーティ券支出と、派閥の収入を調べたところ収支に不一致があることが次々と判明。すぐに分かっただけでも、政治資金収支報告書への不記載額は、自民党の5つの派閥で2018年以降、およそ5900万円に上っていました。
マスコミで一連の疑惑が取り上げられると、各派閥は、次々と収支報告書を訂正。これにより、上脇教授は裏金疑惑の金額が明らかになったと指摘します。
(神戸学院大学法学部 上脇博之教授)「政治資金パーティーの売り上げが9480万でしたって、当初の収支報告書に書いていて、訂正したものを見ると、1億9762万円、つまり1億円余りが裏金になってたんです」「一つの派閥の政治団体で1個か2個だったら、まだ単純ミスです。ちょっと見落としがありましたっていう逃げが打てるんだけど、もうたくさんあるわけですよ」「告発状のやっぱり最後に、裏金が作られた可能性があるということを指摘した」
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