去年暮れに始まった自民党のパーティ券裏金疑惑は、『政治と金』の問題を国民に突きつけ、現職国会議員の逮捕や、派閥の解散にまで発展しました。
この疑惑を調べた一人で、刑事告発したのが、霧島市出身で神戸学院大学の上脇博之教授です。一体どのようにして、裏金疑惑を調べ、刑事告発したのか。トレードマークのバンダナの理由についても聞きました。

(神戸学院大学法学部 上脇博之教授)「とにかく、もう1人でもいいので、きばらにゃいかん。そうずっと自分に言い聞かせている毎日です」

研究室でも常にバンダナを頭に巻き、熱く語る神戸学院大学法学部の上脇博之教授(65)です。

1958年、霧島市隼人町生まれで、加治木高校を卒業後、神戸大学大学院などに進み、博士号を取得。その後、北九州大学教授などを経て、2004年から、兵庫県の神戸学院大学の教授です。

憲法学を教える傍ら、2002年に『政治と金』を監視する政治資金オンブズマンの設立にも加わり、現在、代表を務めています。