ランドセルは“くすみ系”が人気!色の多様化どこまで進む?
熊崎キャスター:
色について、さまざま時代と共に変わっていくモノについて見てみていきたいんですけれども、まずはこちらからいきましょう。「いまやカラー豊富」ということですが、赤と黒、かつてはこの2色が主流でした。そうです、ランドセルです。

ただ、ここが今は多様化してきているということは多くの方がご存知かと思います。「セイバン」の2025年度分、2025年4月に入学する子ども用のランドセルは38のモデルがあって258の製品、37色のカラー展開。かなり多岐にわたっています。
人気の色ですが、まず男の子に根強いのはやはりブラック系(66%)です。女の子に関しては拮抗していてピンク系(27%)、パープル系(26%)がやはり強いのかなというところ。ランドセル選びの4割以上がカラーを重視しているということです。

特に2024年のトレンドは、くすみカラーが今非常に人気あるんだということです。ちょっと灰色がかった、原色というよりはちょっとくすんだ、シックでおしゃれな。
何でもくすませる。「ミルクティーベージュ」、ベージュをくすませる。ピンクも「シャーベットピンク」。明るいバーンというよりも、ちょっとシックに。

あと「“白物”だけどトレンドは“黒”」というところも見ていきたいのですが、冷蔵庫とか洗濯機を白物家電といいますよね。
ただ、これ今、黒が非常に…かつてからあったといえばあったんですけれども、特にインテリア重視で統一感を演出するために黒で揃えるという人が、非常に増えてきているということです。

それから「カラフルで個性的に」というところでは、これ井上さん、非常に興味おありじゃないでしょうか?高校野球のユニフォームは基本的には白とかグレーが主流ですが、静岡県・浜松市のオイスカ浜松国際高校はアイボリーだったのが、2年前から紫が採用されました。
学校の名称が変わったタイミングで紫になったということで、永井浩二監督は「注目をあび、野球離れに歯止めをかけるためにインパクトある色を選手と一緒に決めた」ということを話していました。
井上キャスター:
今グラブの色とかも決められてるんですけど、白とか何でもいいように、高野連の皆さんしていただきたいなと思います。多様性でいろいろあっていいんじゃないかなって。
田中ウルヴェ 京スポーツ心理学者(博士):
そう言われれば野球って、高校野球は白が多いんでしたっけね。
井上キャスター:
ユニフォームはそうです。
田中ウルヴェ 京スポーツ心理学者(博士):
そうですね、サッカーがカラフルだから。
ホランキャスター:
保護者の方が洗うのであれば、洗うのも大変ですしね。
井上キャスター:
そう、そう、そう。本当に。
ホランキャスター:
いろいろこれからも変わっていきそうです。