結婚式でかつてはタブーと言われていた、黒いウェディングドレスが今、人気を集めています。一体その背景には何があるのでしょうか?そして、時代と共に変わる、さまざまなモノの「色」についても見ていきます。
黒ドレス、なぜ好評?結婚式のカジュアル化と韓国の影響か

熊崎風斗キャスター:
まずはウェディングドレスについて見ましょう。2022年3月、結婚披露宴が行われ、犬飼啓介さん(41)・可奈さん(27)ご夫妻は黒いドレスを着たそうです。非常に好評だったということなんですけれども、その写真をSNSに上げると…

「シックでかっこいい!『私はこれが着たい』と思ったなら着たらいい」
「結婚式するなら黒のドレス着たい!」
こういうポジティブな意見が多くあった一方で、
「結婚式がどうしてもお葬式に見える…」
「娘が黒選んだらちょっといやだな」
こういう意見もあったということです。

ただ、今、黒いウェディングドレスは非常に人気になってきているということです。実際に着た犬飼可奈さんは「少し周りの目も気にしていたが、人と被らない自分らしい色だったので即決」。
一応ウェディング会社の方から「ご両親などに相談してみてもいいんじゃないですか」と言われて、お母様に相談したら「実は私も黒を着ていた」と。お母様も着ていたということだったそうです。「両親・親族・友人などからもかなり好評で黒にしてよかった」ということも話していました。
また、結婚式総合情報サイト「みんなのウェディング」の鈴木彩夏さんは「コロナ禍を経て結婚式がカジュアル化し、やりたいことをやりたい形でやる人が増えた。シックにかっこよく着こなす、韓国ウェディングの影響も大きい」と話していました。
井上貴博キャスター:
最近は茶系、紺系も流行ですし、とてもいいなと思います。
ホラン千秋キャスター:
今、結婚式って皆さん、すごくおしゃれにテーマを決めて、あと前撮りもおしゃれなシチュエーションでテーマを決めて撮ったりとか、本当に多種多様なので、かっこいいですけどね。

田中ウルヴェ 京スポーツ心理学者(博士):
披露宴と結婚式って違うから、披露宴ってパーティーですから、基本何でもありだと思います。
自分自身も20~30年前になりますけど、フランスで披露宴をしたときは黒の振袖を着たんですね。黒地の。黒って素敵だな、自分らしいなと思っていて。
でも私はカトリックなので、ミサをするので、結婚式のウェディングドレスはやっぱり白だったんですね。それは日本でやったんですけど。
意味を考えて、あるいは自分の好きな色も考えてとか、人によってやっぱり違うかなと思うけど、お式は白かなと思いますが、披露宴は基本どんな色でも…たとえばミニスカートの方もいらっしゃるかもしれないし。
ホランキャスター:
パンツルックもありますしね。