愛媛県は、県民文化会館前にある県が所有する土地の活用をめぐり、民間からアイデアを募ったものの、締め切りまでに応募した事業者が1件だったことなどから、あらためて募集を行うと明らかにしました。
県民文化会館前にある約1ヘクタールの県有地をめぐっては、県が、国内外から人を呼び込むため、国際会議や宿泊などの機能を備えた施設の整備を目指していて、去年11月から事業者を募集していました。
中村時広知事
「複数の事業者から検討はいただいたんですが『あまりにも短すぎますよ』という意見が出てまいりまして、時間がないということで提案を断念したという事業者もありました」
15日の会見で中村知事は、当初4件が名乗りを挙げていたものの、13日の締め切りまでに応募があったのは1件で、それについても資金計画などが不十分で、現時点では実現の可能性が低い印象だったと述べました。
そのため、3月中旬ごろからあらためてアイデアの募集する方向で調整する方針を示しました。
中村時広知事
「私どもは急いで最短でということで募集期間を設定していたんですが、たしかに企業側からすれば大きなプロジェクトになりますから、社内決裁やコンソーシアムの形成の準備とか、金融機関との折衝とかいろんなことが必要になるので、ちょっと短かったかなということは反省しなければいけないなと思います」
再募集期間は今年の夏頃までを予定していて、中村知事は「時間不足で提案を断念した事業者も、改めて検討いただけたら幸い」と話しています。
注目の記事
敗者の脳は語る— マウス社会の「負けグセ」をつくるスイッチを発見! 脳から特定の部位を取り除くと…

【クマ襲撃】被害者の9割が顔面損傷…鼻がなくなり骨は粉砕「体を大きく見せようと立ち上がって…」医師が語るクマ外傷の実態 47歳男性はあの日を境に人生が一変

特集戦後80年「総理所感」は何を伝えたのか 沖縄戦体験者「歴史直視を」

「あの日までのお母さんも死んだ」“たった15分の横着”が奪った夫と日常 1枚800kgの鉄板落下事故 被害者家族が訴え「被害者にも加害者にもさせないために」


乳房再建は “形” でなく “生き方” 取り戻す治療…富山大学で進む乳房再建の最前線

祖母を殺された小学4年生は今・・・「事件が私の人生を変えた」 山口県連続殺人放火事件から12年 被害者遺族が事件を振り返る
