新潟県が14日に発表した新年度の一般会計当初予算案。
総額約1兆2900億円になるこれらの予算の出所となる県財政はどうなのか?
県の“お財布事情”について深掘りしていきます。
花角英世知事は、就任後の2019年に、県の“貯金”にあたる基金が「3年後に底をつく」との試算を発表し、「行財政改革行動計画」を立てて業務の見直しや人件費削減などに取り組んできました。
その結果、大規模災害に備えるための基金残高については今年度末までの5年間で、目標額は確保し、基金の枯渇という最大の危機は脱したとしています。

【新潟県 花角英世知事】
「財政の健全化は着実に進んできているが、終わったわけではない。健康体になったとまでは言えず、まだ将来的な爆弾を抱えている…」

その“爆弾”というのは借金のこと。つまり「県債の返済」です。