パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエルが南部ラファへの進軍を明言するなか、ロイター通信は、イスラム組織ハマスが「ラファでの地上作戦は人質解放交渉を吹き飛ばす」と述べたと報じました。
ロイター通信は10日、イスラエルが明言するガザ南部ラファへの進軍について、ハマス高官が「ラファでのいかなる地上作戦も人質解放交渉を吹き飛ばすことになる」などと述べたと報じました。
ラファにはガザ全土から避難してきた100万人以上の市民が暮らしていて、国際社会からはイスラエルに対して自制を求める声が相次いでいます。
こうしたなか、ネタニヤフ首相はアメリカ・ABCテレビのインタビューに応じ、ラファでの地上作戦について「侵攻するなという人たちは、私たちに戦争に負けろと言っているに等しい」と述べ、作戦を行う姿勢を改めて示しました。
また、民間人の退避については「安全な避難路を提供する」と主張する一方、「詳細については検討中だ」などと話し、具体的な考えについては明らかにしませんでした。

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