軍事クーデターから1日で丸3年となったミャンマーでは、市民が軍政への抗議を示す“沈黙のストライキ”が広がっています。

街から人や車の往来が少なくなったミャンマー最大都市のヤンゴン。商店なども軒並み営業しておらず、閑散としています。

クーデターから3年を迎えた1日、各地で軍への抵抗として外出を控えたり、経済活動を一時的にやめる“沈黙のストライキ”が行われています。

ミャンマーでは、軍による弾圧でこれまでに民間人少なくとも4400人が殺害されました。

都市部などでは、現地通貨の大幅な下落や物価の急激な高騰が進み、経済への深刻な影響が続いています。

また、少数民族や民主派組織による軍への武装抵抗は激化していて、軍事政権は延長を繰り返してきた「非常事態宣言」をさらに6か月間延ばしました。

国連は全人口の3分の1にあたる1862万人が緊急の人道支援を必要としているとして、民政復帰が急務だと訴えています。