能登半島地震の発生からきょうで3週間です。少しずつですが、地域によっては日常が戻りつつあります。地震の影響で運休が続いていた石川県のJR七尾線の一部区間がきょうから運転を再開しました。JR七尾駅から中継です。
七尾線ではこれまで、金沢駅から羽咋駅の間まで徐々に運転を再開していましたが、きょうからはその区間が七尾駅まで延びることになります。
七尾線は通学での利用者が多く、朝早くから多くの高校生が久々の学校生活を楽しみに列車に乗っていく姿がありました。
羽咋市への通学に利用する高校生
「交通手段が電車しかなかったので、学校に行けるのがうれしい」
金沢市への通学に利用する高校生
「やっと電車が動く。リモート(授業)でなかなか集中するのが難しかったので、やっと対面授業で受けられる」
JR西日本 七尾鉄道部 江下喜久夫鉄道部長
「レールを1本につなげることが石川県にとって、鉄道にとって、一つの復興と考えています。まだまだ開通していない所もあるので、開通していきたい」
高校生たちからは久々に学校に行けるという喜びの声が多くあった一方で、家の断水がまだ続いていて、生活は不安なままだという声もありました。
JR西日本によりますと、安全のため徐行運転を行うことから、上り列車で最大17分繰り上げ、到着時間に影響がないように対応しています。
JR西日本は、七尾から先、和倉温泉までの運転再開は2月中旬を目指して復旧作業を進めています。

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