女性作家から名誉棄損で損害賠償を求められた訴訟で出廷したアメリカのトランプ前大統領が廷内で「魔女狩りだ」などと話し、判事が退出を警告する一幕がありました。

AP通信などによりますと、17日、ニューヨーク連邦地裁に出廷したトランプ氏は、廷内で裁判を妨害するような発言を慎むよう判事に警告されたあと、「これは魔女狩りだ」「本当に詐欺だ」などと隣に座る弁護士に向けて語りました。

さらに、判事が退廷を警告すると、トランプ氏は肩をすくめて「それは素晴らしい」と答えたということです。

トランプ前大統領
「彼は嫌な判事だ。トランプ嫌いのヤツなのは法廷にいる誰の目にも明らかだ」

地元メディアは「魔女狩りなどの主張は選挙集会ではおなじみだが、法廷での発言としては異例だ」などと報じています。