イギリスの去年12月の消費者物価指数は前の年の同じ月と比べ4.0%の上昇となり、伸び率は10か月ぶりに前の月よりも拡大しました。
イギリス統計局が17日に発表した去年12月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べ4.0%上昇しました。11月の3.9%から0.1ポイント上がり、去年2月以降鈍化していたインフレ率が10か月ぶりに上昇に転じています。
品目で見ると、▼「食品と飲料」は1.2ポイント下がり8.0%となっていますが、▼「アルコール飲料とたばこ」がたばこ税の増税の影響で前の月から2.7ポイント上昇し12.9%となっています。
イギリスの中央銀行、イングランド銀行は3回連続で政策金利を据え置いていて、利下げに踏み切る時期が焦点となっています。
ただ、今回の物価上昇率が市場の予想を上回ったことで、インフレ抑制政策からの転換となる早期の利下げの議論は後退することになりそうです。

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