アメリカ軍は、イランからイエメンの武装組織「フーシ派」に向けて弾道ミサイルの部品などを運んでいた船を拿捕したと発表しました。
アメリカ中央軍によりますと、アメリカ海軍の特殊部隊が11日、ソマリア沖で航行していた船を拿捕し、調べたところ、イラン製の弾道ミサイルや巡航ミサイルの弾頭や推進装置などが見つかったということです。
船はこれらの部品をイランからイエメンの武装組織「フーシ派」に向けて運ぼうとしていたということで、押収した部品はフーシ派が商船を狙った攻撃で使用した武器と一致するとしています。
また、アメリカ中央軍は16日、イエメンの「フーシ派」支配地域で発射準備が行われていた対艦弾道ミサイルに対する攻撃を行い、ミサイル4発を破壊したと発表しました。
さらに、この攻撃に先立ち、紅海を航行していたマルタ船籍の貨物船がフーシ派のミサイル攻撃を受けたことも発表。貨物船の乗員にけがはなく、航行を続けたとしています。

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