アメリカの超党派の議員団が台湾総統選で勝利した与党・民進党の頼清徳氏に面会したことについて、中国政府は「いかなる形の公式往来にも断固反対」すると反発しました。

アメリカ政府の元高官らでつくる超党派の議員団は15日、訪問先の台湾で総統選で勝利した与党・民進党の頼清徳氏に面会しました。

これを受け、中国外務省の毛寧報道官は次のように反発しました。

中国外務省 毛寧 報道官
「中国は、アメリカと台湾がいかなる形の公式往来を展開することにも一貫して断固反対する」

また、毛報道官は「選挙の結果がどうであろうと台湾が中国の一部である事実は変えることができない」と主張。

イギリスの外相らが頼候補の当選に祝意を示したことについて、「一つの中国」という原則に反する誤ったやり方だと非難した上で、「強烈な不満と断固とした反対」を表明しました。