インド政府職員からの依頼を受けた男がアメリカでシーク教指導者の殺害計画に関与したとして現地の司法当局に起訴された事件を受け、インド外務省は「懸念すべき問題であり政府の方針に反する」と主張しました。
アメリカ司法当局が起訴したインド国籍のニキル・グプタ被告は今年5月ごろ、インド政府職員からの依頼で、ニューヨーク在住のシーク教指導者のグルパトワント・シン・パヌン氏の殺害計画を実行しようとしたとされています。
グプタ被告が殺害の実行役として雇った人物はおとり捜査官で、計画は未遂に終わったということです。
起訴を受け、インド外務省のバグチ報道官は先月30日、「懸念すべき問題であり政府の方針に反する」と強調。そのうえで、ハイレベルの調査委員会を設置したことを明らかにしました。
インドメディアによりますと、殺害の標的となったパヌン氏は、インドにおけるシーク教徒の独立運動を指揮していたとされ、インド捜査当局が「テロリスト」に指定していたということです。
インド政府は、カナダ国内で起きた別のシーク教徒の殺害事件に関与したとの疑惑をめぐり激しく反発し、カナダとの間で外交問題に発展していて、今回の件がアメリカとの関係にも影響を与える可能性があります。
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