8年間にわたりロシアに駐在した上月豊久駐ロシア大使が離任を前に会見し、ウクライナ侵攻により日ロ関係が停滞するなか、「両国の国民の人間的なつながりが将来の関係を築くうえで重要な基盤になる」と述べました。
上月豊久駐ロシア大使
「8年間はずっと同じではありませんでした。前半は日ロ関係が最良の時、後半は日ロ関係が厳しい時と、両方を経験させていただきました」
先月30日モスクワで行った会見で、上月駐ロ大使は8年間の任期を振り返り、このように述べました。
ロシアはウクライナ侵攻開始後の去年3月、対ロ制裁を科した日本に反発し、北方領土問題を含む平和条約交渉を中断すると一方的に表明し、日ロ関係は停滞しています。
上月氏は、侵攻は国際秩序の根幹を揺るがすもので「日本の対応は当然だ」と強調。そのうえで、任期中にやり残したこととして「平和条約交渉が前に進めらなかったこと」と述べました。
一方、ロシアが隣国であることに変わりはないとして「両国の国民の人間的なつながりを維持することが将来の関係を築くうえで重要な基盤になると信じている」と語りました。
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