ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍関係者が集まる式典がウクライナ軍の砲撃を受け、ロシア兵25人のほか、公演中だった女優が死亡したとロシアの独立系メディアが報じました。

ステージで楽器を手に歌う女性。その直後に爆発音が響き、映像が途切れます。

複数の独立系メディアによりますと、ドネツク州で今月19日、ロシア軍関係者が集まる式典がウクライナ軍の砲撃を受け、ロシア兵25人が死亡、100人以上が負傷しました。

この攻撃で、兵士を慰問するため、式典のステージで公演していたロシアの女優のポリーナ・メンシクさんが死亡したということです。

南部ザポリージャ州では“今月3日にウクライナ軍の式典がロシア側の攻撃を受け、少なくとも19人が死亡していて、今回の攻撃はその報復だとみられる”と伝えています。

国営ロシア通信は、攻撃にはアメリカが供与した高機動ロケット砲システム「ハイマース」が使われたとしていますが、ロシア国防省は現時点で被害の詳細などについては明らかにしていません。