来週の米中首脳会談を前に、アメリカのイエレン財務長官と中国の何立峰副首相が2日間にわたって会談し、経済分野での両国の対話を強化していくことで一致しました。
アメリカ イエレン財務長官
「我々の会談で、バイデン大統領と習近平国家主席による生産的な首脳会談に向けた土台を作ることができました」
アメリカのイエレン財務長官は10日、中国の何立峰副首相との2日間の会談を終えて記者会見し、両国が経済分野での対話を強化していくことで一致したことを明らかにしました。今後、イエレン長官と何立峰副首相の会談を定期的に行う方針で、来年イエレン長官が中国を訪問する計画です。
また、気候変動や新興国の債務など、世界的な問題への対処で協力していくことや、両国の企業に公平な競争条件を用意していくことで合意しました。
会談は15日に予定されるバイデン大統領と習近平国家主席による首脳会談の前さばきという位置づけで、イエレン長官は「生産的な首脳会談に向けて土台を作ることができた」と話しています。
一方、イエレン長官は中国がバッテリーの製造などに使用するグラファイトの輸出規制を導入することに懸念を表明したことも明らかにしました。
中国側はアメリカによる半導体の輸出規制に懸念を示したとみられますが、イエレン長官は双方が対抗措置の応酬などに陥ることのないよう、対話を続けていく姿勢を示しています。
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