アメリカと中南米の5か国はパナマが中国の圧力を受けているとしてパナマの主権を支持する共同声明を発表しました。

アメリカ国務省が28日に発表した共同声明では、「我々はパナマ船籍の船に影響を及ぼした中国の最近の行動を注視している」とし、「海上貿易を政治問題化する露骨な試みであり私たちの主権を侵害するものである」と中国を非難しました。

そのうえで、「パナマは外部からの不当な圧力に対し自由でなければならない」とパナマの主権を支持する考えを示しました。

ルビオ国務長官は2日、パナマの最高裁がパナマ運河を香港系の企業が運営するのは違憲だとする判断を下したことを受け中国がパナマ船籍の船を拿捕していると指摘していて、今回の共同声明には中国をけん制する狙いがあります。

これに対し、中国外務省の林剣報道官は29日の記者会見で「アメリカなどの声明は全く根も葉もないものだ」と反発しました。

中国外務省 林剣 報道官
「港湾問題を政治問題化し安全保障の問題へとすり替えているのはアメリカであり、善人ぶって振る舞い至る所でデマを流し中傷しているのもアメリカである」

そのうえで、「中国の正当な権利と利益を断固として守る」と主張しています。