パレスチナ自治区ガザ北部への地上侵攻を強めているイスラエル軍は、イスラム組織ハマスがガザ北部で「統制を失った」と強調しました。多くの住民が南部に避難しているとしていますが、空爆は南部でも続いています。
イスラエル軍 報道官
「我々はハマスと戦っている。停戦はしない。ガザの住民はハマスに人間の盾にされていることを理解しているため、北から南へと逃げている」
イスラエル軍は連日、ガザ北部の住民に南部への退避を促していて、報道官は8日、「5万人が退避しているのを確認した」とし、「ハマスはガザ北部で統制を失い、住民は南部の方が安全だと理解しているから退避している」と強調しました。
ただ、空爆は南部でも続いており、ガザの保健当局は多くの犠牲者が出ているとして、イスラエル側の主張を否定しています。
こうしたなか、ロイター通信はイスラエルが1日から2日、戦闘を停止するのと引き換えに、ハマスが人質を10人から15人解放する交渉が進められていると報じました。
カタールがアメリカと協力し仲介しているということですが、バイデン大統領が6日の電話会談で、イスラエルのネタニヤフ首相に「3日間の戦闘停止」を提案したものの、ネタニヤフ氏はハマスへの不信感から応じなかったとされていて、交渉が実現するかは不透明です。
一方、アメリカのオースティン国防長官は、アメリカ軍のF15戦闘機がシリア東部にある武器貯蔵施設を空爆したと明らかにしました。この施設はイラン革命防衛隊とその関連組織が使用しているとし、空爆はイラクとシリアに駐留するアメリカ軍に対する攻撃への対応だとしています。
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