岸田総理はフィリピンとマレーシアを訪問するため、先ほど、羽田空港を出発しました。訪問の狙いについて、同行する政治部・加納記者の報告です。

今回の訪問では、東・南シナ海で覇権的な動きを加速させる中国を念頭に日本が「安全保障」面でいかにサポートできるのか、具体的な方策を協議することがメインテーマとなります。

岸田総理
「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持を通じて、人間の尊厳が守られる世界を目指していく、こうした連携を確認する」

今年8月には中国が領有権を争う南沙諸島を「中国の領土」とした「地図」に対し、フィリピンとマレーシアが抗議。先月には南シナ海でフィリピン輸送船と中国の艦船が衝突する事態も起きました。

南シナ海の情勢が緊迫する中、日本は同志国を支援する枠組みをフィリピンに初めて適用し、沿岸監視レーダーを無償で供与する予定で、政府関係者は「エポックメイキングな内容になる」と語っています。岸田総理の打ち出しがより実効性のあるものになるのか、手腕が問われます。